認知症と診断されてしまった場合、認知症を治すというよりも、進行を防ぐという意識でリハビリを進めていく形が望ましいです。
一般の病気とは違い、はっきりと治るものではありませんので、そういったことも理解した上で取り組んだ方がご家族もストレスになりません。
そしてリハビリというと、どうしても苦しいものや疲れるものというイメージがあります。
しかし認知症リハビリの場合は気軽に行えるリハビリもありますので、そういったものから始めた方が本人も負担になりませんし、改善効果が現れやすいです。
例えば、回想法といわれるもの。
認知症に多く現れるのが記憶喪失。
昔のことがはっきり思い出せない、人を忘れてしまったなんてこともあります。
そういった時に昔の写真や思い出話をして、その時の事を思い出しながら記憶をたどるという方法があります。
ただ認知症に限らず、昔のこと覚えていないということはよくありますので、そこまで難しく考える必要はありません。
そういった昔の記憶を思い返す作業こそが、リハビリになります。
あまりに昔過ぎる思い出ではなく、最近の思い出なども話したり、写真を見て振り返るのもお勧めです。
ともにではそういった回想法なども用いながら認知症リハビリを行っています。